ライブポーカーのマナーやジェスチャー、チップの置き方を初めての人向けに解説
ライブポーカーに初めて参加する人は、テーブルマナーやジェスチャーがわからないと思います。
初めてライブポーカーをやる人向けにマナーやジェスチャーを解説します。
ライブポーカーのマナー
遅刻はセーフ
遅刻は基本的にリエントリー受付の時間までOKです。
大体6ラウンドとか8ラウンドくらいまでですかね。
なので
- 15分ブラインドなら1時間半〜2時間
- 20分ブラインドなら2時間〜2時間40分
- 30分ブラインドなら3時間〜4時間
こんだけ遅刻してもペナルティなしで最初からいたプレイヤーと同じ額のスタートチップを持ってプレイに入れます。
また、ルールによっては置きパケOKにしていて、この場合は上の時間をオーバーして遅刻した場合に、その人のチップを席に置いてブラインドを削る代わりに大幅な遅刻でもOKになります。
離席はOK
プレイ中にトイレなどで離席するのはOKです。
その間ブラインドを削られますがそれでいいのなら何時間でも離席してOK。
トイレやタバコのために離席して全然OKですし、調子が悪いときに気分転換に離席するのもOKです。
まぁ大体2時間に1回は休憩があるのでトイレなら休憩中に行けば間に合うと思いますが。
また、たまに序盤で超勝った人が何もしなくても勝てるからって1〜2時間くらいずっと離席するなんてこともあります。
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アクティブな人がいるときに自分が降りたハンドのことを言わない
ライブポーカーのマナーで一番やってはいけないことはこれです。
ハンドを降りたときに、自分が何を持っていたかがわかるような発言は厳禁です。
ポーカーのルールにレッドカードやイエローカードはありませんが、このマナー違反はレッドカードクラスでしてはいけないことです。
なぜかというと、あなたの発言が残っているアクティブ中のプレイヤーに影響してしまうからです。
ポーカーは不完全情報ゲームです。
情報がわからない状態で分析して戦うゲームです。
ここでハンドを降りたあなたが「俺A持ってたのに！」と発言したとします。
すると今アクティブ中のプレイヤーでAを持っている人は「なんだと！ Aが1枚ないってことはAが落ちる確率が減るから俺の勝率は・・・」なんて考えることになります。
Aとはっきり言わなくてもフロップの3枚のカードを見て「うわ！フラッシュだったのに」とか「ストレートできたのに！」とか「ツーペアできたのに！」などは完全に何を持っていたかがわかっちゃうのでNGです。
ため息をついたり「ちくしょー」って言うだけでも多少は想像できちゃうので、こういうのもなるべく控えるのがマナーです。
フロップフルハウス降りちゃった、とかでショックを受けたとしてもその気持ちを表に出すのはそのハンドのゲームが完全に終わってからにしましょう。
またこれはグレーなケースですが、アクティブ中に悩んでる人のハンドを予想してそれを口に出す行為はあまり好ましくありません。
アクティブ中のプレイヤー同士ならいいんですが、すでに降りてる人がそういう発言をするとプレイ中のプレイヤーのアクションに影響を与えてしまう可能性があるため、マナー違反になります。
ストリングベットをしない
ストリングベットとはチップをボトボトボトって感じで一気に置かずに少しずつ置くことです。
これはマナーというよりも禁止行為とされているため、やるとディーラーに注意されます。
場合によっては注意で済まずに、最初にボトって落としたチップの金額だけを有効とされ、ベットしようとしたのにコール扱いにされてしまう可能性もあります。
また、オールインするときに一気にチップを出さずに少しずつ出そうとするとコール扱いにされてしまうことがあるため、チップを全部そろえてから一気に出すか、オールインと発言しましょう。
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チップを置こうとする動作をしながら相手の反応を伺うのはNG
ストリングベットと若干近いですが、チップを置こうとする動作をして相手の反応を伺うのはNGです。
そうやって相手の心理を読もうとするのは仲間内の遊びではありかもしれませんが、他人相手のライブポーカーではやってはいけません。
許されるのはせいぜいチップをいじりながら相手の表情を伺うところまでです。
順番を間違えて先に行動してしまう
これは大抵はミスだと思いますが、たまに間違えて自分の順番じゃないのにベットしてしまう人がいます。
これはうっかりミスで1回やってしまっただけなら注意で済みますが、厳しいところでは2回やるとペナルティを食らいます。
ペナルティは1回ハンドを休みにされる、というものです。
アクティブ中にスマホをいじらない
自分がまだハンドを捨てておらず、ゲームに参加しているときにスマホをいじるのはNGです。
チートを疑われるからです。
でもハンドを降りた後にスマホをいじるのは基本セーフです。
大きな大会ではそれもNGになる場合もあるかもしれません。
人のプレイに口を出さない
これはマナーというよりモラルの問題です。
すっごい下手くそなプレイヤーがいたとして、そのプレイをあからさまに批判することを言ったり、赤の他人に上から目線で講釈したりするのはNGです。
もちろん身内なら問題ないですけどね。
また明らかに初心者なプレイヤーに対して軽くアドバイスする程度なら問題ないでしょう。
私も初心者のときアドバイス受けたことは何度かありますが、感謝したことはありますが、イラっとしたことは今のところありません。
もちろん受け取る人にもよるでしょうけど感謝されるようなアドバイスならどんどんしてあげてもいいと思います。
また初心者や弟子的なプレイヤーを連れてゲームに参加してる場合に、アクティブ中のプレイに関するアドバイスはNGです。
そのハンドのゲームが終わってからする分には全然OKです。
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ハンドを誰かにこっそり見せるのはNG
ポーカーではShow one, Ｓhow allというルール、というか暗黙の了解みたいなものがあります。
これは1人にハンドを見せたら全員に見せなければいけない、というものです。
ただ正式なルールというわけではなく、ハウスによってこのルールがあるところとないところ、暗黙の了解として扱われるところ等あります。
どちらにせよ誰か1人だけにこっそり自分のハンドを見せる行為はあまり好ましくないのでやめた方が無難です。
見せるなら全員に見えるように見せましょう。
まぁこれはやってる人結構いますけどね。
チップは金額の大きなものを上に置く
これはそんなに厳しいわけじゃないですけど、なるべくやった方がいいことです。
特にトーナメントの後半では各プレイヤーの残りスタックが非常に重要な要素になります。
相手の残りのチップ量をアクションの判断基準にするからです。
だからゲームの後半では、自分が今どれくらいのチップを持っているのかがみんなにわかりやすいように並べておくのが暗黙の了解みたいなものです。
そのためには金額の大きいチップを上に、金額の小さいチップを下に置く方がいいとされています。
ただこれやるとたまにミスっちゃうことがあるんですよね。
私は1000ドルチップ出そうとして間違えて5000ドルチップや10000ドルチップ出しちゃって「あ・・・」ってなったことが何度もあります。
これはかなり痛いミスになるのでマナーは守りつつもミスには気を付けてください。
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ライブポーカーのジェスチャーやチップの置き方
チェック
人差し指や手のひらでテーブルをトントンと軽く叩くとチェックの合図になります。
チェックの合図はこれ以外にもあり、
- 自分の腕をトントンと叩く
- 自分の肩をトントンと叩く
- 人差し指をくるっと回す
などもチェックのジェスチャーです。
ベット
ベットは200などと発言してもいいですが、無言で200ドル置いてもベットになります。
どちらかというと無言でチップを出すプレイヤーが多いです。
また、750ドルベットしたいときに100ドルチップと25ドルチップが足りなくて750ドル出せないときは1000ドルチップを出しながら750と発言すれば750ドル扱いでベットできます。
レイズ
レイズもベットと同じで400ドルにレイズしたいときに無言で400ドル出すだけでレイズ扱いになります。
ただし、コールと間違えられないよう、レイズと言った方が親切ではあります。
ベットもレイズもわかりやすい金額(1500ドルとか3000ドルとか)なら特に何も言わなくてもすぐ伝わるのでいいんですが、1750ドルとか2900ドルとか中途半端で数えにくい額にベットやレイズをしたいときは金額を言ってあげた方が親切です。
言わなくてもルール違反ではないですが、これやると隣の人や周りのプレイヤーに「いくら？」と聞かれたりします。
なので中途半端な金額をベットやレイズするときはマナー的に言った方がいいです。
また、もう1つレイズの注意点として、レイズに必要な額の50％以上、例えば100ドルだったら200ドル必要ですが、150ドル以上出すとレイズの意志ありとみなされます。
この場合、たとえ本当はレイズではなくコールをしたかったとしても、チップを置いた時点でレイズ扱いになってしまいます。
こんなふうに直前のベットの50％以上、かつミニマムレイズに満たない額を置いた場合、あなたはミニマムレイズをしたことになってゲームが進行します。
コール
コールしたいときは普通にコールと発言するかコールに必要な金額を置けばコールになります。
ただし、細かいチップがなくてぴったりの金額が出せない場合は、大きい金額のチップを1枚置くか、レイズにならない範囲で2枚以上のチップを置きます。
225ドルのときに500ドルチップ1枚出せばコール扱いになりますし、100ドルチップ3枚出してもコール扱いになります。
100ドルチップや500ドルチップすらないときは1000ドルチップや5000ドルチップでも1枚ならコールとして扱われます。
でも100ドルチップ4枚出すとレイズ扱いになってしまうので注意しましょう。
他のプレイヤーがいきなり400ドルのところに5000ドルチップポーンと出したからって驚いちゃダメです。
単にその人は500ドルチップや1000ドルチップを持ってないから5000ドルチップを出しただけである場合がほとんどです。
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ブラインドを置くときに細かいチップがないとき
これはブラインドを置くときも一緒です。
ぴったりの金額がないときはお釣りが出るように大きい金額を出しておけばディーラーがお釣りをくれます。
例えばブラインドで250ドル出さなきゃいけないときに100ドルチップも25ドルチップも500ドルトップもなかったときは1000ドルチップ1枚置いとけばOKです。
チップを間違って落としてしまうとどうなるか？
プレイ中にたまにあるんですが、チップを山にして積み上げて置いていて、ふとした動作で手が当たったときにそのチップが崩れ、そのチップがテーブルに入ってしまうことがあります。
いや、普通はないと思いますが、私は何度かあります(笑)
自分の順番のときにそれをやるとベットやレイズとみなされてしまいます。
いくらその意志がなくてもチップをテーブルに置いた時点でアクションは決まってしまうので仕方ないです。
狭いテーブルでプレイするときは私みたいなドジでなくてもこういう事故が起きることがあり得ると思うので気を付けましょう。
まとめ
- ライブポーカーでは遅刻や離席についてはかなりゆるい
- アクティブ中の人がいるときのハンドに関する発言やアドバイスはNG
- ストリングベットはNG
- チェックはテーブルをトントンと叩けばいい
- 細かいチップがなくてコールなどでぴったりの金額を出せないときは大きな金額を出してお釣りをもらえばいい
- 大きな金額のチップを1枚だけ出すとコール扱いになる
- チップを事故でテーブルに落としてしまうとベットやレイズ扱いになる
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