ポーカーの役　初心者が間違いやすい役の強弱を炙り出してみた

ポーカーの役は知っていますか？
ちゃんと役の強弱まで把握していますか？
同じ役のときにどう勝敗が決まるのか知っていますか？

ポーカーやるなら最低限、役の強弱は覚えておきましょう。

また、ポーカー初心者が間違いやすい役をピックアップしました。
これでイージーミスによる失点をなくしましょう。

ポーカーの役ストレートとフラッシュどっちが強い？

ポーカーの役を強い順に並べます。
特にストレートとフラッシュの強弱は最初間違いやすいので気を付けてください。

役の名称	役の例	役ができる確率
ロイヤルフラッシュ	AsKsQsJsTs	0.0031%
ストレートフラッシュ	8d7d6d5d4d	0.311%
4カード	44445	0.168%
フルハウス	88833	2.6%
フラッシュ	AsJs7s4s2s	3.03%
ストレート	A2345	4.62%
3カード(セット)	999J3	4.83%
ツーペア	8822A	23.5%
ワンペア	AA634	43.8%
ノーペア(ハイカード)	KJ538	17.41%

※sはスペード、dはダイヤを意味する

ロイヤルフラッシュ、ストレートフラッシュ、4カードは確率が非常に低く、めったに見られません。
実際の1ゲームに1回以上出るくらいの現実性があるのはフルハウスまでです。

確率的にほとんどのゲームはワンペア対ノーペア、ワンペア対ワンペア、ワンペア対ツーペア、ノーペア対ノーペアになります。

ポーカーで役が同じ場合どっちが強い？

では次に役が同じ場合、勝敗はどのように決まるのか解説します。

フルハウス同士の場合

3カードの数字の強さで勝敗が決まる
3カードも同じ場合はペアの数字の強さで判定

例：KKK44 > QQQ44、777TT > 77788

ちなみにデッキは1個なのになぜ3カードがかぶるのかはコミュニティカードがあるからです。

フラッシュ同士の場合

一番高い数字が強い方が勝つ

例：Aハイフラッシュ(AsTs7s6s2s) > Jハイフラッシュ(JsTs8s4s3s)

ストレート同士の場合

一番高い数字が強い方が勝つ

例：65432 > 5432A

3カード同士の場合

キッカーの強さで勝敗が決まる

例333AT > 333QJ

同じ数字のツーペア同士の場合

残り1枚のキッカーの強さで勝敗が決まる

例：8866K > 88663
(ただし、場に両者のキッカーより強いカード、ここではAがある場合はチョップ?引き分け?)

ツーペアの数字が違うならもちろん数字の大きいツーペアの勝ち。

例：QQ338 > JJ994

同じ数字のワンペア同士の場合

キッカーの強さで勝敗が決まる

例：A9 > A7

ワンペアの数字が違うならもちろん数字の大きいツーペアの勝ち。

例：88 > 44

ノーペア(ハイカード)同士の場合

一番強い数字の強さで勝敗が決まる。
(数字の合計ではなく、強い数字だけを見る。)

例：A2546 > KQJ89

上位のカードが同じ場合、2番目3番目に強いカードで勝敗が決まる

例：AJＴ72 > AJ985

要するに役が同じ場合はほぼ数字の強さで勝敗が決まると覚えてもらえばOKです。
スペードやダイヤなどのスート(マーク)は一切関係ありません。

また間違いやすいのがストレートよりフラッシュの方が強いことです。
実際ストレートができる確率はフラッシュができる確率より1.5倍くらい高いです。

初心者が間違いやすい役の強弱

ストレートとフラッシュ以外にも、初心者が間違いやすい役はあります。
私が初心者だったときの経験なども踏まえてピックアップしました。

ハイカード vs ハイカード

この戦いでは、基本的には手札2枚で勝負がつきますが、時々そうはならないことがあります。

例

あなたの手札：62
相手の手札：52
場のカード：AT98Q

あなたの役：ハイカードエース(AQT98)
相手の役：ハイカードエース(AQT98)

勝敗

チョップ

※ポーカーでは引き分けのことをチョップと言います。

手札だけで見たら62 vs 52なのであなたの勝ちです。

でもあなたも相手も手札が弱すぎて場のカード5枚だけを使った方が役が強いです。
ポーカーでは手札と場のカードの7枚の組み合わせでできる役の中で一番強い役が採用されます。

なのでこのように手札が1枚も使われず、チョップになるケ－スもあるんです。

Aのワンペア対Aのワンペア

Aのワンペア同士の対決の場合、キッカーの強さで勝負が決まります。

※キッカーは手札の2枚のうちのもう1枚のカードのこと

つまり、AJ vs A8ではAJの勝ちになります。
でもこれもそうならないケースもあります。

例

あなたの手札：A7
相手の手札：A2
場のカード：AKT8J

あなたの役：エースのワンペア(AKJT8)
相手の役：エースのワンペア(AKJT8)

勝敗

チョップ

ハイカード同士でチョップになるのと同じような例ですね。

手札のキッカーがA以外の上位4枚のカードの中に入るか、入らないかでチョップになるかどうかが決まります。
Aと弱いキッカー同士の対決ではよくあることなので覚えておきましょう。

フルハウス vs 3カード

これは私が実際にプレイしたハンドです。
間違えたのは私ではなく初心者の女性でしたが、これは初心者なら仕方のない間違いだと思います。

例

あなたの手札：AK
相手の手札：22
場のカード：KK26T

あなたの役：Kのスリーカード(KKKAT)
相手の役：2のフルハウス(222KK)

勝敗

相手の勝ち

頭のKKK vs 222を見たらKの勝ちじゃんって思ってしまいますが、よく見ると222は場のカードKKを使って222KKのフルハウスが完成してます。

フルハウスは確率的にあり得る役の中で最強の役なので用心しておきましょう。

ツーペア vs ツーペア

これは間違いやすい役の中でも結構頻出のパターンです。
勝ってると思ったらいつの間にか負けてたパターンです、

例

あなたの手札：86
相手の手札：AT
場のカード：86TJJ

あなたの役：Jと8のツーペア(JJ88T)
相手の役：JのTのツーペア(JJTTA)

勝敗

相手の勝ち

フロップで86のツーペアでうぇーいって感じだったのにまさかの場にペアができちゃった。

この場合、あなたの役はターン(4枚目)までは8866のツーペアですが、リバー(5枚目)にJが出た時点でJJ88のツーペアになります。(強い役が優先されるので)
こうなると6持ってることが無意味になります。

初心者は3ペアの俺の方が強いはずだ！って思ってしまうかもしれませんが5枚で役を作るポーカーに3ペアという役はありません。
つまり場のカードに自分が持ってるペアよりも高い数字のペアができてしまうと、自分が持ってるペアは消されてしまうんですね。

それでターンまでTのワンペアだった相手がリバーでJJTTのツーペアになってしまい、無様に逆転される、というパターンです。

ツーペアはこんなふうに最初は強かったのに途中で逆転されることが多いハンドです。

なので逆転される可能性が高いときは早めにレイズして相手を降ろしに行くのも戦略ですし、ワンペアのフリしてスロープレイして、相手を罠にハメるのも戦略です。
でも罠にハメようとしたら逆転されちゃう可能性が結構あるので注意しましょう。

場に4カードが出た

4カードはかなり珍しい役です。
その珍しさゆえに、結構間違いやすい役でもあります。

例

あなたの手札：33
相手の手札：KT
場のカード：88388

あなたの役：8の4カード3キッカー(88883)
相手の役：8の4カードKキッカー(8888K)

勝敗

相手の勝ち

これは非常に悲しいパターンです。

あなたは最初33388のフルハウスでほぼ勝利確定なんですが、まさかの8が4枚出てしまった。
この場合、8以外のカードの中で一番数字が大きい1枚のカードのみで勝負が決まるので、3を3枚持ってることには何の意味もなくなり、Kを持ってる相手の勝ちになります。

まとめ

ストレートとフラッシュではフラッシュの方が強い
役が同じ場合は数字の強弱で勝敗が決まる。スート(マーク)は関係ない
ハイカード同士やAのワンぺア同士の対決では場のカードの数字が大きい5枚で作る役の中に手札がキッカーとして入らず、チョップになることがある
ツーペアは場のカードが自分のカードより大きい数字のペアになったときに逆転されることがよくある
場に4カードが出ると有効なカードはXXXXYで1枚だけとなるため、数字が大きいカードを1枚だけでも持ってる方の勝ちとなる

要するに、ポーカーは7枚のうちの5枚で戦う、手札0～2枚 + 場のカード3～5枚で戦うゲームということです。

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