ポーカーのポジションについて ボタンって何? ブラインドって何?

ポーカーのポジションについて ボタンって何? ブラインドって何?

ポーカーのポジションについて ボタンって何? ブラインドって何?

ポーカーは基本的に時計回りに順番が回ってきます。
でもそれとは別にポジションという概念があり、これは毎ゲーム変わります。

 

後からプレイした方が有利なポーカーというゲームにおいて、ポジションは超重要です。

 

正直初めはポジションがすごくわかりづらくて覚えるのに時間がかかると思いますが、これは習うより慣れろなのでゲームをしながら覚えるといいですよ。

 

ここではとりあえず基礎的なことを解説します。

ポーカーのポジションについて ボタンって何?

ポーカーのゲームを始めるときに、まずボタンの位置を決めます。
ボタンとは、一番最後に順番が回ってくる一番有利なポジションのことです。

 

ボタンには、Dealer Buttonと書かれたチップが目印のために置かれます。

 

ボタンの位置の決め方

最初にディーラーがテーブルの左端に座ってる人から順番にカードを1枚ずつ表向きにして出していき、その数字が一番大きかった人がボタンになります。
数字が同じ場合はスーツ(マーク)で優劣を決めます。

 

スペード、ハート、ダイヤ、クラブの順に強いです。

 

※ただし、スーツの強さが関係あるのはボタンの位置決めのときだけで、ゲーム中は一切関係ないです。

 

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ブラインドについて スモールビッグって何?

ボタンの次に覚えるべきポジションがビッグブラインドとスモールブラインドというポジションです。

 

ビッグブラインドとスモールブラインドは長いのでよく「スモール、ビッグ」、または「SB、BB」と省略されて呼ばれることが多いです。

 

ウェブサイトやオンラインポーカー上ではSB、BBと略されてることが多いです。
対面で行うポーカーではスモール、ビッグと略されることが多いです。

 

で、ブラインドというのは強制的に払わなければいけない参加費のことです。
ポーカーではこの参加費を払うのはテーブルで2人だけと決まっています。

 

それがビッグブラインドとスモールブラインドです。
そしてスモールブラインドの金額は基本ビッグブラインドの金額の半分です。

 

そして払わなければいけないブラインドの金額はゲームによって違います。

 

1-2ドルゲームならスモールが1ドル、ビッグが2ドル出さなければなりません。
5-10ドルゲームならスモールが5ドル、ビッグが10ドル出さなければなりません。

 

ディーラーに「スモールお願いしますー」とか「ビッグお願いしますー」と言われたら自分がスモールなんだとか、ビッグなんだと気づきますが、教えてもらわないとわからないのはちょっと恥ずかしいですよね。

 

覚え方は簡単です。

 

ボタンの1個左がスモール、2個左がビッグです。
ボタンの位置にはDealer Buttonという目印のチップが置いてあるのでそれを見て、「あ、次私スモールだ」などと判断できます。

 

ただし、目印用のボタンチップの位置は毎ゲーム終わるたびにディーラーが手動で動かすのでそれでわかりるのですが、ディーラーがたまに動かすのを忘れることがあります。
そういうときは大抵前のターンでビッグブラインドだった人が「おい、ディーラー!ボタンの位置変わってねぇぞ!」と文句言うのでわかります。(口調は冗談です)

 

ビッグブラインドを2回連続で払わされたら嫌ですからね。

 

ちなみに統計取るとBBがポーカーで一番収支がマイナスになるポジション、SBが2番目に収支がマイナスになるポジションです。
まぁ参加費払わなきゃいけないのでBB、SBでマイナスになるのは仕方ないんですけどね。

 

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ポーカーの各ポジションを紹介

では、他のポジションも含めてすべてのポジションがどう並んでるのか、説明します。

 

ボタンの左のスモールブラインドから時計回りで以下の順番にアクションを起こします。

 

プリフロップ(一番最初のターン)はビッグブラインドの左隣のアンダーザガンからアクションがスタートします。
2ターン目以降は、ボタンのすぐ左の人( = 降りてなければスモールブラインド)からアクションがスタートし、ボタンのアクションが必ず最後になります。

 

プリフロップでスモールブラインド(SB)がフォールドしていた場合、2ターン目以降に最初に行動するのは降りてないプレーヤーの中で一番ボタンの左隣に近い人になります。

 

つまり、ボタンは2ターン目以降常に最後にアクションできます。
だからボタンが一番有利なんです。

 

なぜ有利かはわかりますよね?

 

他の全プレイヤーのアクションを観察できる分相手のカードを予測しやすいからです。

 

プリフロップ(手札2枚しかない状態)とポストフロップ(場のカードがある状態)で順番が変わるのが最初はややこしいと感じると思いますが、やってくうちにこのルールが一番合理的なんだと理解できるときがくると思います。

 

すべてのポジションと各ポジションのアクションの順番を表にするとこんな感じ。

 

ポジション プリフロップでの順番 ポストフロップでの順番
スモールブラインド(SB) 最後から2番目 1番最初
ビッグブラインド(BB) 最後 2番目
アンダーザガン(UTG) 1番最初 3番目
アーリーポジション(EP) 2〜3番目 4〜5番目
ミドルポジション(MP) 4〜5番目 6〜7番目
ハイジャック(HJ) 6番目 8番目
カットオフ(CO) 7番目 9番目
ボタン(BTN) 8番目

最後

 

なお、上のポジションはポーカーの最大人数である10人プレイの場合を想定してます。
少ない場合はアーリーポジションがUTGだけになったり、ミドルポジションが少なくなります。

 

例えば6人プレイの場合はアーリーポジションとミドルポジションがなくなり、SB、BB、UTG、HJ、CO、BTNのみになります。
ちなみに2人でもプレイできますが、この場合はスモールブラインド = ボタンになり、ボタンじゃない方がビッグブランドになります。

 

そしてこのポジションですが、1回のゲームが終わるごとに、目印のDealer Buttonの位置を左に移動し、全員の順番が1個ずれます。

 

ビッグブラインドの人は次スモールブラインド、スモールブラインドの人は次ボタン、というように。

 

そうでないとボタンの人がずっち勝ち続けることになりますからね。
それくらいポジションは重要で、公平にゲームするには毎回ポジションを変えなければならないのです。

まとめ

  • ボタンは2ターン目以降、一番最後にアクションを取れる一番有利なポジション
  • スモール、ビッグはブラインド(強制的な参加費)を払わなければならない
  • アクションはプリフロップ(一番最初のターン)ではアンダーザガンからスタートする
  • 2ターン目以降のアクションはボタンの左に近い人(スモールブラインド)からスタートする
  • ポジションは毎ゲームごとに1個ずれる

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